カミツレ新聞 2025年6月号
カモミールって、可愛いんです
カモミールの開花の時期になりました。
岐阜県大垣市・島根県大田市や華密恋の契約農家さん達は、5月のGWも返上でカモミールの収穫を丁寧におこなってくださっています。

今年は、大田市のカモミール畑で公開結婚式が行われました。特に今年は天候が不安定でしたが、この日に合わせたかのように満開になり、おふたりをカモミールたちも一緒にお祝いしているかのようでした。地元の幼稚園のお子さんたちから花束を受け取った新郎新婦がゆっくりと歩かれていく姿を私もそばで拝見し、とてもあたたかく幸せな気持ちになりました。ジャーマンカモミールの花言葉は、「逆境に負けない強さ」。どんな土地でもたくましく育つ力のあるハーブです。おふたりにも、この花のように力強く、やさしく歩まれていってほしいと願っています。
さて、華密恋の原料となるカモミールは、岐阜県大垣市での栽培が今年で 年目を迎えました。そのほかにも長野県佐久市、島根県太田市、岩手県野田村、宮城県加美町など日本各地の生産者の皆さまに、有機肥料を使い化学肥料は一切使わず、自然に寄り添うかたちで栽培していただいております。こうして大切に育てられたカモミールを、長野県にある華密恋の工場で独自の方法により抽出し、「カミツレエキス」へと仕上げています。
このカミツレエキスだけでつくられた濃厚で贅沢な処方の華密恋薬用入浴剤のほか、フェイスケア、ボディケア、ヘアケア商品も合成成分を一切使用せず、100%植物由来の成分だけでおつくりしています。赤ちゃんにも安心してお使いいただけること。それは創業者の強い想いであり今も私たちが大切に受け継いでいる約束です。とはいえ、「植物成分だけで商品をつくる」というのは想像以上にむずかしく、合成成分に頼らず植物本来の力を活かすには、試作を何度も繰り返し製品になるまで2年近くかかることも。正直私たち自身でもよくここまで商品化できているなあと、驚くほどです。
華密恋では、『合成成分を使わないこと』『シンプルな処方であること』『カミツレエキスをできるだけ高配合にすること』この3つを大切にしながら、これからも変わらぬ姿勢でものづくりを続けてまいります。
今年は、このカミツレエキスをしっかり活かした処方の新商品も発売予定です。「こんな商品があったら嬉しいな」など、ご要望がありましたらぜひ教えてくださいませ。
また、6月中旬には久しぶりに「カミツレの里」で収穫体験イベントを開催いたします。コロナ前に行っていたイベントも今年から少しずつ再開してまいりますので、SNS等でのご案内をご覧いただけましたら嬉しいです。
華密恋は40年続くブランドではありますが、まだまだ至らない点も多くございます。だからこそ、皆さまと直接お会いしご意見をうかがいながら、より良い製品づくりにつなげていきたいと思っております。これからも、どうぞ華密恋をよろしくお願い申し上げます。