カミツレ新聞 2025年10月号

華密恋米 できあがります

華密恋米と稲穂の画像

いつも華密恋をご愛用いただき、心より御礼申し上げます。
今年もあと3か月。本当に月日の経つのが早く、焦ってしまいます。

華密恋のカミツレエキス抽出についてはカミツレ新聞でもご紹介してまいりましたが生産者の方々より乾燥カモミールの全草 (花・茎・葉)を納品いただき、それを発酵エタノールと水で漬けて抽出します。その際に残るカスを「残渣(ざんさ)」といいますが、カモミールの有効成分がまだしっかり残った状態です。これを発酵させ、土壌の肥料として活用しています。

カミツレの里では40数年前の創業当初よりこの残渣を肥料に用い、捨てることなく循環農法を続けております。カモミールは土壌改良にも役立つため、ありがたいことに毎年植え付けを行えております。現在は契約農家さんの中にもこの残渣を利用してくださる方が何か所かいらっしゃいます。
今年の11月にはその残渣を用いて有機栽培した、茂木さんの「華密恋米」を皆さまに公式本店にて販売予定です。

華密恋米を育てて頂く条件として

  1. カミツレ残渣使用
  2. 化学肥料不使用
  3. 除草剤不使用
  4. 殺虫・殺菌剤不使用
  5. 乾燥方法:はぜかけ

という農法で茂木さんはずっとおつくりいただいております。


田んぼの側には浅間山を水源とした湯川が流れています。特徴は水温が安定していること、夏の水不足の影響もなく順調に生育しています。稲は水温が30℃を超えると機能不全を起こすと言われていますが、川からの水をかけ流しにして暑さ対策をしていただいたようです。茂木さんはカモミール生産に 年携わり、創業者北條晴久との出会い以来、華密恋の同じ想いをいただき今日まで歩んでくださった方です。そのお米は数年前から弊社でもいただいており滋味深く、本当にありがたい美味しさです。いつか皆様にもご紹介したいと願っておりましたが、ようやくこの機会を迎えました。

先日参加したサスティナブルセミナーで「オーガニックとは?」と問われ、私は「口にしたり肌につけた際に笑顔になること」と答えました。化学肥料を使わない野菜を食べた時、自然の甘みややさしさを感じ思わず笑みがこぼれる。そんな体験です。茂木さんのお米もまさしく、お米だけを口にしたときに、美味しくそしてお米本来の旨味を口にして有難く感じてしまうようになります。ぜひ今年はこの茂木さんのお米をお試しいただきたくご案内申し上げます。

また10月には定植体験も予定しております。皆様とお会いできますことを、心より楽しみにしております。 秋の気配が深まり、朝夕冷え込む季節となりました。どうかご体調を崩されませんよう、お祈り申し上げます。



カモミール定植体験ツアー【10/24~25】 募集詳細はこちら >